前回の鳥取ツーリングで久しぶりにツーリングの醍醐味を満喫した私ミミオは、月がかわった１０月になると早速バイクを走らせたくてウズウズしていた。 しかし唯一の大阪支部メンバーＴは前回鳥取ツーリングから帰って後、岸和田のだんじりに興奮したのか、はたまた１８年振りの阪神タイガースの優勝に平常心を失ったのか、夜自宅の階段から転がり落ちて負傷中。今回は久しぶりに一人で走る気でいた。
ところが、その話をすると何を思ったかＴは「俺も行く」と言い出した。「ほぼ完治した」、と言い張る。彼のかわいい奥さんとも親交のある私としては、Ｔの無謀な参加表明には反対をしたのだが、この男は一度言い出すと昔から聞かないところがある。結局距離を短くして、大阪から３０９号〜３７１号を走って南下し、前から気になっていた紀ノ川広域農道を西に飛ばし、粉河街道を北上して大阪に戻り、「ほの字の湯」で朝風呂をつかって帰ってくる、湯治を兼ねた早朝ショートツーリングにをする事になった。
出発は朝の６時（長距離ツーリでは５時が普通だが・・・）。３０９号から３７１号まで車も少なく快調に飛ばす。１０月だがこの時間は結構寒い。
ＺＸ−１１も絶好調。やはりまめにエンジンを動かしてやるとバイクの方も答えてくれる。３７１号の紀見峠をあっさり越えて紀ノ川広域農道に入ってもまだ７時にはなっていなかった。１台前に早い車が走っていたがなんとかそれをパスすると、あとは右に左に・アップダウンのあるワインディングが２０ｋｍ程続いている。「ヨッシャー！！」とアクセルを開ける。
信号の無いワインディング、結構飛ばせるぞ！と期待してしばらく走るが、思ったよりも路面が荒れており、アップダウンの度にハンドルが微妙に取られる。重いＺＸ−１１を落ち着かせながら走るのは意外と重労働だ。ふとバックミラーを見るとＴのＥＸ−４がしっかりついてきていた。直線では１１００ｃｃのパワーで引き離すのだが、コーナーになると車体が軽い分詰められている。だいぶオンロードが慣れてきた事もあるのだろう。「まだ頭が少し痛い」と言っていたくせに最近バイクに乗ると自制心がなくなるようだ。 打田町に入った所で、粉河街道に折れて北上。大阪に戻る。
ほの字の湯ＨＰ （http://www.eonet.ne.jp/~tonochan/onnsenn%20honoji.htm）
（「ほの字の里」全景。＊ほの字の里ＨＰより）
貝塚に戻ったところで今回の目的地、ほの字の湯に到着。時間は８時頃か。ここはＴのお勧めで、最近できた温泉だ。
木造の学校を改造したレクリエーション施設の中に「ほの字の湯」がある。なんとなくホッとするような雰囲気。温泉にゆっくりつかり、朝粥を食べて心身共にリフレッシュできた。帰りは泉北１号線まで戻り一気に堺まで戻る。自宅に戻ったのは１０時だった。
（担当 ： ミミオ）
