１．　ツーリング先での盗難対策の特徴

○　ツーリング先でのバイク盗難対策の重要性

普段の日常生活から開放されて、仲間と一緒に見知らぬ場所に向かってバイクを走らせる・・・。　「バイクを乗っていて良かったなあ！」　と思える最高の機会がバイクツーリングだと思います。　しかし、そうしたツーリング先でもバイクの盗難に関しては常にそのリスクがついて廻るのです。　この章ではツーリング先でのバイク盗難対策に関して検討してみました。

旅先でのバイク盗難対策の特徴は概ね下記の通りでしょう。




（特徴その１）　周りの環境が判らない

普段バイクを置いている環境と異なり、旅先ではその場所がどういった所なのか、なかなか情報がないのが現実ではないかと思います。　例えば、そこが珍走団がよく出没する場所なのであれば、特にネイキッドに乗っているメンバーにとっては非常に危険な場所と言えます。　しかしツーリング先ではなかなかそこまで情報を得る事は難しいでしょう。　




（特徴その２）　心理的ロックでの対抗策を講じるのが難しい

バイクカバーを掛けたり、警告ステッカーを貼ったり、といったような事はツーリング先では難しく、心理的ロックを対抗策に含める事ができません。




（特徴その３）　掛けられる盗難対策は限られてくる

自宅であれば２０ｋｇ近くあるような重量感たっぷりのバーロックをかませる事もできます。　しかしツーリング先であればそうした堅固なロックを持ち運ぶ事は難しいでしょう。当然、普段バイクに掛けている盗難対策に比べれば遥かにレベルを落とさざる得なくなります。